先日お預かりした草苅機の整備を開始いたしました。
まずは、キャブレターの清掃のため、カバーを外します

カバーを外してみると、燃料ホースが硬質化してしまい、燃料タンクの中と外で切れてしまいいています。

これが細目でホームセンターでは手に入りにくいものらしく、ネットでのお取り寄せになりましたorz
パッキン内にホースが残ってしまっています。これを取り出し、ホースが届いたら取り付予定です。
次は予定していたキャブレターの清掃です。

これが、草刈機のキャブレター部になります。一体型パックンを使っているので、パッキンが劣化していると、型に合わせてパッキンシートを切り出しして作る必要がありますが、確認するもまだ使用できそうでした。
キャブレタークリーナーで、残っているオイルと錆びを一気に溶かします。
↑これ、市販品ですが結構強力です。皮膚につくと痛みを覚えるほどで、人によっては後が付いたりかぶれたりしますので、手袋を使用して、目に入らないようにゴーグル着用を忘れないでくださいね。
奥まで届くよう、噴射力も強いので、意外と手や目にかかってしまうリスクが高いのです。
数回かけてちょっとつけおき状態にしておきます。
この間にエアーコンプレッサーの電源を入れ、圧力をためておきます。
エアーが溜まったらダスターガンでオイルと汚れを吹き飛ばします。

写真で見ると、年季が入っているダスターガンですね^^;
一瞬ですがエアーでオイルが飛ぶところを目視して(黄色っぽいものが最初に吹き飛んでいきます)その後はクリーナー液が残らないように飛ばし、キャブレター内で空気がしっかり通り抜けているかを確認します。

きれいになったキャブレターをくみ上げて、着火プラグのスパークを確認して本日は終了です。
ホースは週明けでないと届きませんので、指導テストは来週になります。
事情をお客様にご報告して、お時間かかることは、ご了承いただきました。できる限り早くお客様にお返しできるよう、しっかり調整したいですね。
今回使用したエアーコンプレッサー、エアー漏れが確認されましたので、この溶接も必要となりました、エアコン清掃等作業に活躍してもらっているので、もう少し現役で頑張ってもらえるよう、こちらもしっかり整備です。
工具のパフォーマンスはそのまま作業の効率に影響いたしますが、古い物でもまだまだ使えるものも多いです。
お手入れして末永くご利用いただければ、コストパフォーマンスもアップです。どうしても調子が悪いときは、当店にご相談ください。
草刈機もその他の道具も、心を込めて調整します。